パスタ(スパゲッティ)を折るのは邪道!?折ってはいけない理由とは

突然ですがあなたは自宅でパスタ(スパゲッティ)を茹でる時、乾麺をそのまま鍋に入れますか?それとも折ってから入れますか?

実はパスタ好きの間ではパスタ(スパゲッティ)を折る人とそれを邪道だと思っている人がいるという事実があります。

パスタの本場のイタリアでも意見が分かれるほど深刻な問題になっています。笑

そこで今回はおパスタ(スパゲッティ)を折る人の意見、それを邪道だと言っている人の意見、そして本場イタリアの人の意見をご紹介します。

これを知ると今後パスタを茹でる際に調理方法が変わるかもしれませんよ。

パスタ(スパゲッティ)を折る人・折らない人


日本人にも馴染み深いパスタ(スパゲッティ)ですが、基本的には細長い麺にソースをかけて食べます。そんなパスタのアレンジとして、短く折る人がいます。

テレビの料理番組でもそういう調理法が紹介されますし、レストランでもメニューでもよく見かけます。一方でそんなやり方を許さない人もいます。パスタ(スパゲッティ)は絶対に細長い麺でなければならず、折ることは邪道だと考える人です。

果たしてどちらの意見が正しいのかというと、絶対のルールというものはないので個人の好みで好きな茹で方をすればいいという話になります。

ただ、パスタ(スパゲッティ)を折る目的というのは、絶対に折らなければいけないという使命感によるものではありません。調理をするときの利便性や食べやすさを考えて、パスタ(スパゲッティ)を短くしています。

それに対して、絶対に折ってはいけないと考える人は、マナー違反だからやってはいけないと考える人が多いです。それは一種の信仰のようなもので、折る人の主張する利便性や食べやすさを材料に説得しようとしても受け入れられることはないでしょう。

パスタ(スパゲッティ)を折る人は長いまま茹でたものを提供されても文句を言うことはありませんが、絶対に折らない人は折ったパスタ(スパゲティ)を前にすれば不快になります。そのことで人間関係にヒビが入るかもしれない事を考えたら、パスタ(スパゲッティ)を誰かと一緒に食べるときには、場の雰囲気を壊さないように相手が折る人なのか、それとも折らない人なのかを確認しておくほうが良いでしょう。

パスタ(スパゲッティ)を折るメリット・デメリット


パスタ(スパゲッティ)を折って短くすることには、メリットとデメリットがあります。最初にメリットのことを確認してみると、茹でやすいという点が大きいです。

家でパスタ(スパゲッティ)を調理しにくい理由は、長い麺を茹でられるようにお湯がたっぷりを入る鍋を用意しなければいけないからです。そんな大きな鍋を持っていない世帯も増えています。それにお湯の量が多くなれば、沸騰するまでにかなりの時間がかかります。

そして麺を投入してからも茹で上がるまでに5分から10分くらいはかかります。家族の分を全部茹でるとなれば、それだけ長丁場です。ソースはレトルトのものを使えばお湯や電子レンジでちょっと温めるだけなのに、麺を茹でるのにそれほど時間がかかってしまうとお腹が空いてしまうでしょう。

パスタ(スパゲッティ)を折れば小さい鍋で茹でられるようになるので、お湯はすぐに沸騰しますし麺が全部浸るので茹で上がりも早く調理時間を短縮できます。

それから、長いままだとフォークで巻き取って口に運ぶまでに、ソースが飛び散ることも多いです。洋服にソースがついたら落とすのに苦労します。短ければ、巻き取るのではなく掬って食べるので、ソースが飛び散らずに済みます。

では、デメリットはないのかというと、一番の問題はフォークで巻けないから食べにくいということです。掬うにしても、ソースが絡んだ状態ではフォークから滑り落ちてしまうことも多いです。

巻き付ければ一気に食べられるのに、折ることで少量ずつしか口に運べないとなれば、食欲が旺盛な人はなかなか満腹になりません。箸で食べれば多少は食べやすくなりますが、必ずしも箸が提供されるわけではないので食べにくいという問題は残ります。

パスタ(スパゲッティ)を折ると味は変わる?


パスタ(スパゲッティ)を絶対に折ってはいけないと考えている人の主張の中に、折ることで風味が落ちるというものがあります。実際のところ、折れば味が変わるのかというとそれは根拠のない主張です。折ることで変わるのは茹で方であって、味付けに変化を加えるわけではありません。

食感も、十分に茹でていればモチモチとした感覚を味わえます。口に含む量が変わってきますから、噛みごたえなどに影響がでます。それも含めて味と考えることもできるので、そういう意味では味は変わると言えます。

しかしながら、折ったら風味が落ちるとか、まずくなるという話ではないので、折ることを否定できる材料とは言えません。基本的にはソースとパスタ(スパゲッティ)が合わさった味を楽しまめます。

もし、パスタ(スパゲッティ)を折ったからまずくなったという人がいるならば、それは感性の問題です。自分の定めたルールに外れた料理を認めないという気持ちが、折ったパスタ(スパゲッティ)を否定することになります。

ただ、味が変わるからパスタ(スパゲッティ)を折っていけないという主張では、ソースごとに最適なパスタの形状があると言う考えがあります。パスタというのは、スパゲッティだけでなくマカロニ・リングイネ・ペンネなどがあり、それぞれに異なった調理法があります。

それは最高のソースとパスタの組み合わせから考えられたもので、折ることでその組み合わせが崩れるという論理です。もちろん、世の中には絶対というものはないので、アレンジすることで美味しくなるものもありますが、考え抜かれたソースとパスタの組み合わせは守ったほうが良いというのは一理あります。

パスタ(スパゲッティ)を折るのは本場イタリアではどう思われるの?


パスタ(スパゲッティ)のことを語る上で、本場イタリアの存在は無視できません。そして、日本人と同じく食べ物にこだわるイタリア人は、パスタ(スパゲッティ)を折ることを認めない人が多いです。

その理由は、子どものためにすることだからです。子どもはまだフォークを上手く扱えないので、長いパスタ(スパゲッティ)を上手に巻くことができません。

ですから、親は短く折ってあげます。でも、成長していけば、道具を使う技術は向上するので大人と同じように長いパスタ(スパゲッティ)をフォークで巻けるようになります。つまり、パスタ(スパゲッティ)の長さというのは、子どもから大人になったという証です。

もし、イタリア人に対して折ったパスタ(スパゲッティ)を提供すれば、断固として拒絶されるでしょう。それは、大人を子供扱いしたということになるのからです。子供扱いされたということは、人によっては耐え難い侮辱に感じられます。

イタリア人の中にもそういった考え方に拘泥しない人もいますが、下手をすれば喧嘩になるかもしれないことを考えると強いてパスタ(スパゲッティ)を出さないほうが良いでしょう。

日本だって食べ物で許容できないことがあるように、イタリア人もそういう事があると考えれば当然の対応です。楽しく食事をするのであれば、自分の国の文化を押し付けるのではなく、相手の文化も尊重して対応することが大切です。ということですから、イタリア人と一緒に食事をするときには、パスタ(スパゲッティ)は折らずに茹でたほうが良いです。

なお、イタリア以外のヨーロッパやアメリカでは巻かずに切って掬うという食べ方をするところもあります。国ごとに食べ方の違いを調べてみると、見識を深めることができるでしょう。

本日のまとめ


パスタ(スパゲッティ)を半分に折るについて、意見は人によって大きく分かれます。

今日の記事では、折る人、折らない人の違いについて触れました。そういう意見になる理由は、合理的な考えに基づくこともあれば、古くから根深く伝わってきた文化が背景になっていることもあります。

どちらか一方が正しいとか間違っているとは言えませんが、双方の間には大きな溝があることは確かです。ただ、あまりに自分の考えにこだわってしまうと、思い込みで「折れば味が変わる」というような主張をすることもあるので注意しなければいけません。

まとめとして、本場イタリアでどう思われているのかが重要な鍵になります。イタリアではパスタ(スパゲッティ)を折ることは子供相手にすることで、大人にやれば侮辱です。そういった文化を持つ相手に、折ったものを提供すれば人間関係が壊れてしまいます。

自分の考えを相手に押し付けるのではなく、相手のことを尊重して折らずに提供することが仲良く付き合っていくために必要な思いやりです。