赤身肉を食べると死亡リスクが増加?研究データ等をまとめてみた!

現代人は生き方もライフスタイルも多様になり、それゆえ様々な病気になっている人が増えています。昔より病気の種類も多様化しており、種類の変化にも注目したいところです。

例えば、3大成人病(「悪性新生物(がん等)、心疾患(心筋梗塞など)、脳血管疾患(脳卒中など)」)と呼ばれるん病状を訴える人が増えており、40歳以上の男女が死亡する原因の多くはこの3大成人病になります。

また、がん患者になる人は多いですが、その原因の1つを探ってみると、なんと信じられないですが「肉料理」が原因になっているのではないかとも言われているほどです。

赤身肉を食べると死亡リスクが増加?


特に肉料理の中でも「赤身肉」を食べると発がん性物質が含まれており、がんになりやすいという研究結果もあります。確かに、70年以上前の日本人に比べると最近の日本人は肉料理を食べる機会が増えました。

それだけ贅沢な食生活になっていることを意味していますが、病気のリスクも同時に考えておかなければいけません。実際にどの程度のリスクがあるかは、客観的に調べた方が良いでしょう。

死亡リスクに関する研究データとは?


ちなみにここで言う赤身肉とは、牛肉や豚肉などを見しています。それ以外にも、ラム料理などのひつじ肉も赤身肉として知られているものです。

赤身肉が死亡リスクとどのような関係があるかを研究したデータはいくつもありますが、比較的大規模な研究として2013年に行われたヨーロッパでの研究が代表的なものでしょう。その対象者は100人程度ではなく450,000人と言う大規模なもので、そのデータも信憑性が高いといえます。

研究内容は、赤身肉を1日平均で160グラム以上摂取した人とそうでない人に分けて研究がされました。そして、1日160グラム以上赤身肉を食べた人は、あまり食べていない人に比べて1.4倍の死亡リスクがあるとの研究データがあります。

日本人は欧米人よりリスクが高い!?


このように考えれば、食べるものも重要ですが特に肉関係を食べるときには注意しなければいけません。

1日約60グラムは、ヨーロッパ人の食べる量としてはそれほど多いものではありません。日本人とヨーロッパ人では、肉料理を長く食べてきたかどうかよって病気になる割合がずいぶんと異なるとされています。ヨーロッパ人は、肉料理を頻繁に食べているためそこまでリスクはないといえるでしょう。

それにもかかわらず、1.4倍ほどのリスクが上昇していることを考えれば日本人ならばそれ以上のリスクが考えられるといえます。
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加工肉を避けることが必要!?


ちなみに、この研究の中で使われたのは、ソーセージのような加工された肉になります。よくドイツなどでは朝昼晩の3回ともソーセージが出てくるなどと言われていますが、これは比較的外国では日常とも言えるでしょう。

加工したものに関しては、やはりリスクが高いため日々の食生活を変えたいならば加工肉を避けることが必要です。日本の食卓によく出てくるものならばウインナーやハムなどがこれに該当します。

動脈硬化の原因にも!?


また、発がん性物質だけでなく、動脈硬化の原因にもなります。

動脈硬化が進んでしまうと、血液の流れが悪くなる傾向が出ます。しかも、サイレントキラーと呼ばれており血液の流れが悪くなったとしても身体に異変がすぐ生じるわけではありません。少しくらい血管が詰まっていたとしても、普通に生活できてしまうのが怖いところです。

ある程度前兆があれば、命を落とすまでの状態に陥りません。なぜなら、血液の流れが悪くなりすぐに呼吸が苦しくなったとすれば、治療をして元通りに戻せば良いからです。特に初期の段階ならば治療はそれほど難しくないと言えるでしょう。

動脈硬化は一度なってしまうと寝たきりになる可能性があるだけでなくそのまま意識を失い死亡する可能性もあります。
そのため、気がついたときにはすでに手遅れのケースがほとんどです。


美味しい赤身肉を食べないようにする必要はある?


このような事情を考えると、事前に動脈硬化になる肉料理を少なくすることが必要です。特に加工肉は、今の半分程度に抑えて健康的な食生活を送る必要があります。豚肉と牛肉では獣肉の方がリスクがあるとされています。

とはいえだからといって「美味しい肉料理を食べない」という選択にはならないと思います。大好きなお肉を我慢する方がストレスとなりますので体に悪影響を及ぼすことでしょう。

そうならないためにも上記の内容を少しだけ頭の片隅に置いておきながら「良質な赤身肉」をご賞味ください。


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